私たちがモーション動画の「Lovable」を作る理由
朱喬一
創業者 / CEO
2026年3月19日
5分で読めます

優れたプロダクトローンチには、優れたモーション動画がふさわしい。なのに今それを作るには、大金を払うか、苦行に耐えるかしかありません。
モーションデザイナーを3,000〜10,000ドルで雇い、2週間待つ。仕上がりは見事です。でも完成する頃にはローンチの窓は動き、メッセージングは変わり、もともと無かったはずの予算が燃え尽きています。
あるいは、After Effectsを開き、タイムラインを見つめ、20分後にそっと閉じる。
もっと良いやり方があるはずです。私たちはあると考えていて、今それを作っています。
誰も埋めていないギャップ
クリエイティブツールの世界は、AIによって一変しました。Lovableは、プロンプトからフルスタックのウェブアプリを立ち上げます。v0はUIコンポーネントで同じことを。MidjourneyとDALL-Eは、画像制作を専門技能から会話に変えました。
では、モーション動画は?いまだに2019年で止まっています。
ツールが追いついていないのです。30秒のプロダクトモーション動画——洗練されたトランジション、アニメーションするUIスクリーンショット、キネティックタイポグラフィ、コールトゥアクションが揃ったあれ——が欲しければ、選択肢は今も「たくさん払う」か「たくさん学ぶ」かのどちらかです。
Motionflareは、このギャップを埋めるために作っています。まずは、痛みがいちばん鋭い場所から。プロダクトローンチです。
なぜプロダクトローンチか、なぜ今か
プロダクトローンチは、この問題の出発点として、とりわけ筋がいいのです。
フォーマットが確立している。ローンチ動画には誰もが知る構成があります。フック、課題、解決、機能、CTA。自由奔放な映像作品ではなく、明確なお約束を持つジャンルです。だからこそ、AIの手が届きます。
需要は巨大で、満たされていない。すべてのSaaS企業、すべてのインディーハッカー、Product Huntで出荷するすべてのスタートアップが、モーション動画を必要としています。その多くはLoomの録画で妥協するか、動画そのものを諦めています。磨かれた動画が欲しくないからではなく、制作コストが自分たちの出荷ペースに合わないからです。
完璧さより、速さ。スタジオ品質の80%でも10分で手に入るモーション動画は、2週間遅れで届く完璧な動画より、はるかに価値があります。速く出荷する人たちには、その速度で動くツールが必要です。
Remotionが言い当てたこと
プログラマブル動画のオープンソースフレームワークであるRemotionが、少し前に"Is Remotion building Lovable for Motion Graphics?"という記事を公開しました。彼らの答えは、明確なノーでした。自分たちはバックボーンであり、インフラのレイヤーである。そして、その技術の上にコンシューマー向けのツールを作ることを、ビルダーたちに積極的に呼びかけていました。
私たちはこれを真剣に受け止めました。マーケティング上のシグナルとしてではなく、価値がどこで生まれるかについての、本物の洞察として。
Remotionの喩えは切れ味があります。AIコードレビューの領域では、CodeRabbit、Cursor、Copilot、Greptileと、数十のプロダクトが激しく競い合っています。競争は苛烈です。でも、その下にいるAIモデルプロバイダーは、誰が勝っても勝ちます。全員が彼らのバックボーンの上に建てているからです。さらに一段深く潜れば、いちばん大きく勝つのはNVIDIAです。
Remotionは、プログラマブル動画のNVIDIAになろうとしています。私たちは、その上のLovableになりたい。強力なインフラを、誰にでも使えるものに変える、プロダクトのレイヤーです。
私たちの賭け
信じていることを書きます。
モーション動画の制作は、ウェブ開発や画像生成と同じ軌道をたどる。「AIが生成できるもの」と「人間がプロ品質と認めるもの」のあいだのギャップは、急速に縮んでいます。モーション動画のように構造の定まったフォーマットなら、もう閾値に達していると私たちは考えています。
モーション動画を作る最良のインターフェースは、タイムラインではなく会話。プロダクトを説明して、リンクを貼って、スクリーンショットを何枚か渡せば、そのまま公開できる動画が返ってくる。直したければ、話しかければいい。「イントロを速く」「配色をうちのブランドに合わせて」「料金のセクションを足して」。
狭く始めるのが、正しい戦略。After Effectsを置き換えるつもりはありません。汎用の動画エディタを作るつもりもありません。作っているのは、「何かをローンチする」から「胸を張って共有できる動画がある」までの最速ルートです。そこから広げていきますが、モーション動画のユースケースだけでも、本物のプロダクトを建てるのに十分な大きさがあります。
作っているもの
Motionflareは、プロダクトの情報——URL、説明文、何枚かのスクリーンショット——を受け取り、数分でプロ品質のモーション動画を生成します。スタイルも、テンポも、メッセージングも、自然言語でカスタマイズできます。完成したら、Product Huntのページに、ランディングページに、Twitterの告知に、そのまま置ける動画が手に入ります。
タイムラインなし。キーフレームなし。レンダーキューなし。欲しいものを言葉にするだけで、スタジオに頼んだような動画が返ってきます。
私たちはまだ早期で、見極めるべきことは山ほどあります。それでも、ピースは揃いつつあります。インフラは存在し(Remotionをはじめとする皆さんのおかげです)、AIの能力は急速に成熟し、需要は明らかにそこにあります。
プロダクトを出荷して、モーション動画が欲しかったのに時間も予算もなかったことがあるなら——これは、あなたのために作っています。